対馬も韓国領?
前にもこのブログで書いたが、十数年前韓国に行ったとき現代自動車のある幹部と飲む機会があった。そこで酒の勢いにまかせて「竹島は日本固有の領土だ」と言うと、その幹部「はい、そうだと思います」とあっさり言う。あれ、変だなあと思っているとやはりオチがあった。「確かに独島は日本の領土だと思いますが、対馬は韓国の領土です」と。昔から韓国では「対馬は韓国の領土」という話が、本気とも冗談とも取れるような形で言われていたのである。
韓国人がなぜ「竹島」に熱狂するのか。その理由を黒田勝弘氏は『日本離れできない韓国』(文春新書)の中で次のように分析している。
(1)「独島」をめぐる一方的な情報によって、国民のマインドコントロールが進んだこと。
竹島・独島問題は、1965年以前の国交正常化交渉の時から双方が領有権を主張し対立してきたにもかかわらず、日本の主張はまったく無視し、日本側の立場や主張が韓国社会に客観的かつ十分に伝達されてこなかった。(中略)韓国の政府もマスコミも日本の領有権主張はまったく根拠がなく、日本は紛争の対象でもないものを無理やりいがかりをつけて紛争にし、島を自分のものにしようとしている、といい続けてきた。国交正常化の際、第三者による将来の仲裁案や、半ば冗談の「お互い面倒だから爆破してしまっては‥‥」といった話、さらに日本側は以前から国際司法裁判所での解決案を主張してきたことなど、韓国ではまともに伝えられてこなかった。
日本はいわば泥棒扱いになっているのである。それを教育やマスコミを通じ国民に一方的に注入してきた。その効果が今、出ているのである。
(2)「日帝時代」が遠くなり「独島」問題が「日帝侵略イメージ」のシンボルになったこと。
時の経過で過去の話が遠くなり実感できなくなっている現在、「独島」問題は「日本の横暴」あるいは「侵略」として具体的かつ現実的で分かりやすい事例になっているということだ。領土紛争ほど手っ取り早く国民を刺激するものはない。
(3)国力伸張で「日本何するものぞ!」の対日自信が感が広がったこと。
そして(1)、(2)に(3)が重なり「日本ケシカラン!」の感情はますます高まることになった。経済発展、ソウルオリンピック(1988)、世界に進出する韓国、民主化‥‥。とくに2002年のサッカーW杯をきっかけにした“愛国ブーム”はさらにそれを強めたように思う。
黒田氏はその章の結びで、「譲れば“ありがとう”と言うのか?」という。「日本が島を譲ってお互い『友情島』と呼んでは」とする「朝日新聞」(2005年3月27日付)の論説主幹の売国的能天気論評を引用して、「譲る」は竹島に対する領有権の放棄であると酷評している。「独島はもともとわれわれのモノ」とマインドコントロールされている韓国人は、譲られても決して「ありがとう」とはならない。日本が領有権を放棄したとしても当たり前のことで、やっと日本がでたらめを反省したかと思い、W杯と同じく「勝った、勝った!」になるに違いない、と推測するのである。さらに、韓国人にとって「独島」は対日闘志の象徴であり、民族的な「元気の素」である。そこに対日友情という発想が入り込む余地は無い。韓国人にとって日本は、いまだ友情の対象ではなく闘志の対象なのだ。だから韓国人が元気を出すのに日本という存在が必要である限り、竹島・独島問題は解決しない、と結論しているのである。
竹島問題の解決には、やはりフォークランドのように「力」でやるしかないのである。政府の「本気度」。つまり、この問題が国家の主権に関わる重大な問題として認識され、位置づけられるかどうかが、最大の焦点なのである。
この産経ニュースの記事に取り上げられている、韓国では誰でも知っている大衆歌謡「独島はわれらの地」。ご存知ない方もおられるかも知れないので、以下にその歌詞と、実際の歌を紹介しておく。
1
鬱陵島東南 船で二百里 寂しい島ひとつ 鳥のふるさと 誰が何といおうが 独島はわが領土
慶尚北道鬱陵郡南面島洞一番地 東経三十二 北緯三十七 平均気温十二度 降水量千三百
イカ イイダコ タラ メンタイ カメ サケの子 水鳥の卵 海女の小屋
十七万平方メートル 井戸ひとつに噴火口 独島はわが領土
2
知證王十三年 島国・干山国 世宗実録・地理誌五十ページ三行目 ハワイは米国の領土
対馬は日本の領土 独島はわが領土 露日戦争直後 主なき島と 勝手にいっては困ります
新羅将軍・異斯夫 地下で笑っている 独島はわが領土 鬱陵島東南 船で二百里
寂しい島のひとつ 島のふるさと 誰が何といおうが 独島はわが領土
実際の歌
↓
独島はわれらの地
この歌詞も、黒田氏の『日本離れできない韓国』からの抜粋だが、いかにも軽快なリズムである。竹島はわが国の領土だと確信している私でも、このメロディがしばらく頭に付いて離れない。ましてマインドコントロールによって竹島が自国の領土だと信じてやまない韓国人にしてみれば、なおさらのことである。
黒田氏はこの歌詞について「竹島は李承晩ラインによって主権を失っていた日本の虚を突いて不法占拠したもの」、「ハワイはもともとアメリカ領土ではなくカメハメハ王朝下の独立国であったこと」、「この歌詞では対馬が日本の領土となっているが、実際は“対馬は日本の領土かどうか分からないけれど”と歌われていて、対馬も韓国の領土だと主張し始めていること」などを指摘し、いかにこの歌が荒唐無稽なものであるかを論じている。その「対馬」も作詞者によって、いよいよ正式に韓国のものとして歌詞が替えられようとしている。いよいよ連中は度を越すようになってきた。調子に乗って図に乗り出してきた。大きくつけあがるようになってきた。我慢もここまでである。やはり、「竹島」は実力行使によって奪還するしかない‥‥。
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